【剣盾S15使用構築】おみくじカイオーガとイキりエースバーン【最高レート2009最終203位】
アローラ!(7世代の亡霊)
どうもバンリです。
今回は剣盾S15で使用した構築について書いていこうかと思います。
久々の構築記事のため、拙い部分もあるかと思いますが、
最後まで読んでいってくださいな。
【戦績】
試合数: 295戦171勝124敗
最終レート:2009
最終順位:203位
【パーティ概要】
エースバーン/コータス/ゴリランダー
【構築の経緯】
昨年末に行われた竜王戦ルールの時の構築をほとんど流用しています。当時はその中で、そこそこ戦えそうなカイオーガから構築を組み始めました。カイオーガを運用するに当たって、誘いがちな草ポケモンに対して強く出れるエースバーン、上記に加えて起点作成役兼天候ターンのリセット役としてコータスを採用しました。続いてカイオーガ対策として出てきがちなサンダーやレジエレキ等に強く出れる地面枠としてランドロスを、相手のイベルタルやゼルネアスに割と強く出られ、受けループ等の崩し要因としてウツロイドを採用しました。最後にグラススライダーの行動保証の強さと、カイオーガを水タイプで受けようとする相手に対して強いゴリランダーを採用しました。
【個体紹介】
カイオーガ
潮吹き/根源の波動/冷凍ビーム/雷
実数値(括弧内は努力値配分)
175(0)-x-111(4)-202(252)-160(0)-156(252)
本構築の伝説枠兼地雷枠。竜王戦ルールの際はスカーフ潮吹きが無難に強かったため、シーズン序盤はスカーフ個体をそのまま使用していました。シーズン中盤から終盤にかけてスカーフであるが故に逆に起点にされたり、スカーフエースバーンやサンダー等、そもそもスカーフを持たせても抜けないポケモンが出てきたため持ち物を先制の爪に変更しました。シーズン後半においてはスカーフだったら勝っていた試合よりも爪のおかげで勝っていた試合の方が体感多かったです。
爪とスカーフで一長一短あるかと思いますが、一番の利点としてはダイマックスを切ることなく技の打ち分けが出来ることだと思います。また、先制の爪はダイマックス中にも発動するため、相手がダイジェットを積んでいようが発動さえすれば上からダイストリーム2回でダイマックスの打ち合いを制することが出来たりするのも評価点でした。副産物として麻痺を撒かれたり、トリックルーム上でも上から行動が出来るなどといったことも有り得ます(発動さえすれば)。
性格はスカーフ個体をそのまま流用していたため臆病。努力値調整もそのまま特攻、素早さに全振りしています。この辺りについては要調整かなと。
技構成については、ダイマックス技において最大火力が出せる潮吹き、草、ドラゴンタイプに弱点がつける冷凍ビーム、ミラーや水タイプに刺さり、雨下必中の雷までは確定だと考えています。残る最後の枠については技の威力の関係上、根源の波動を採用していますが、追加効果期待の熱湯などに変えてもよかったかもしれません。
有効な場面で爪が発動した時は拍手してあげましょう。よく切断されたのは多分この子のせい。
ランドロス
@オボンのみ 陽気 haS いかく
空を飛ぶ/地震/剣の舞/身代わり→岩雪崩
実数値(括弧内は努力値配分)
183(148)-179(108)-110(0)-x-100(0)-157(252)
調整意図:威嚇込み身代わりがランドロスの岩石封じ耐え(身代わりないけど)
カイオーガ入りに出てきがちなレジエレキ等に安定する引き先としての採用です。竜王戦ルールの際はランドロスに対して後出しから起点に出来る身代わりを採用していましたが、ホウオウへの遂行速度を高めるために岩技へと変更になりました。調整意図としては上述したものが主となるのですが、少し耐久に振ることでムゲンダイナの眼鏡ダイマックス砲を6割くらいの確率で耐えることが出来るようになります(球だと確定で耐えます。返しの地震では倒せません、悪しからず)。
持ち物は場持ちを良くするためにオボンのみ、ホウオウやディアルガといったよくいる伝説枠の素早さ種族値が90族であることから、それに対して上から行動したいため、陽気最速としています。
技構成についてはタイプ一致で打てる空を飛ぶと地震は確定。壁構築に対する誤魔化しとダイウォールの元技として剣の舞を採用しました。残る岩技としては怯み期待で岩雪崩を採用していますが、急所期待のストーンエッジ、起点回避の岩石封じは好みが分かれるかなと考えています。ちなみにH振りホウオウに対してストーンエッジだと確定、岩雪崩だと中乱数、岩石封じだと確定2発となります。ダイマックス技になると岩石封じだけ威力が落ちるので注意してください。
ウツロイド
@パワフルハーブ 臆病 hbcdS ビーストブースト
メテオビーム/アシッドボム/10万ボルト/サイコキネシス→草結び
実数値(括弧内は努力値配分)
193(68)-x-68(4)-169(172)-153(12)-170(252)
調整意図:特性発動時に素早さ上昇
主にサンダーとコスモパワームゲンダイナを見る枠としての採用です。後投げしてメテオビームから全抜きを狙います。
調整意図として特性発動時にエースバーンやカミツルギの上が取れるような調整となっています。
技構成としてはコンセプトのメテオビームは確定。タイプ一致の毒技は火力よりも受け出しや詰ませを許さないアシッドボムとしました。この技のおかげで頑張れば受けに来たラッキーも倒せます(頑張れば)。残りはテッカグヤやアーマーガアに抜群が取れる10万ボルト、最後の枠としてシーズン序盤はダイマックスした時に先制技を咎められるサイコキネシスとしていましたが、ガマゲロゲやトリトドンといった水地面複合が増えてきたことと、そもそもフィールドを張りたい相手がイベルタルのような悪タイプだったため、草結びに変更しました。
メテオビーム外しはご愛嬌。
エースバーン
ニトロチャージ/飛び跳ねる/飛び膝蹴り/不意打ち
実数値(括弧内は努力値配分)
155(0)-168(252)-96(4)-x-95(0)-188(252)
3ターンだけカキュウでイキれる凄いやつ。後述のコータスの晴れステロと組み合わせることでキョダイカキュウの火力がえげつないことになります。その火力はH振りダイマックス日食ネクロズマをカキュウでワンパンするほど・・・。ニトロチャージが目を引くかと思いますが、これは後述のコータスの欠伸展開から積みにいったり、上位で数を増やした黒馬バドレックスが不意打ち読みで身代わりを張りに来る動きに対して、ダイマックスを切ることなく身代わりを割りながら素早さ関係を逆転させることが出来る優秀な技です。先にニトロチャージを積んでおくことで後出しのサンダーやイベルタルとの打ち合い対してもキョダイカキュウを上から2発打ち込めたりとダメージレース上強くなれる技でした。
膝を割るのはご愛嬌。
コータス
@脱出パック 穏やか Hbd 日照り
実数値(括弧内は努力値配分)
177(252)-x-161(4)-105(0)-134(252)-40(0)
調整意図:イベルタルの暴風珠ダイジェット確定耐え、陽気一撃ウーラオスの暗黒強打高乱数2耐え
起点作り要員兼天候ターンリセット要員。原始に回帰しすぎて気付いたら亀になってたグラードン。カイオーガと交代することで試合終盤まで何かしらの天候状態にすることが出来ます。初手カイオーガ読みで天候を奪いに来る動きに対して、先発で出すことによって逆に天候を支配することが出来ます。その後はステロ欠伸で起点を作るもよし、脱出オーバーヒートで対面操作をするもよしと器用な立ち回りが出来る子でした。
物理耐は申し分ないのと、何かしらの行動保証をさせたかったので特殊耐久に全振りしています。
技については起点作成のステロ欠伸、脱出が出来るオーバーヒートまでは確定。残りの一枠については初手に繰り出してきそうな水地面複合ポケモンや欠伸展開阻止として出てくるカプ・レヒレに削りを入れられるソーラービームとしました。
初手イベルタル対面でダイアークを打たれた時は何もしないですっこんでいきます・・・。
ゴリランダー
@気合いの襷 意地っ張り HAd グラスメイカー (キョダイマックス個体)
グラススライダー/我武者羅/10万馬力/挑発
実数値(括弧内は努力値配分)
207(252)-194(252)-110(0)-x-91(4)-104(0)(S個体値28or29)
調整意図:無振りカプ・レヒレに1抜かれ。
S個体値を少し下げていること以外は特に特筆することない普通の襷ゴリランダー。カイオーガが呼びがちな呼び水、貯水系統に滅法強いので採用しました。襷を持たせることで不利対面でも1回は行動が出来ます。技構成としては代名詞のグラススライダーは確定。襷発動から無理矢理相手を持って行ける我武者羅。残る攻撃技として鋼とムゲンダイナに抜群が取れる10万馬力を採用しました。残る一枠は対面操作が出来てミラーで抜群が取れるとんぼ返り、持ち物を落とせるはたき落とすと迷いましたが、相手の補助技を咎められる挑発にしました。受けループには滅法この技が刺さります。
調整意図としては敢えて個体値を下げることによって、カプ・レヒレの下からグラスフィールドを展開することが出来るため、このような調整になっています。
ちなみにH振りダイマックスラプラスに対してキョダイコランダを打つと75%でワンパンすることが出来るので、ゴリラ使いの皆さんは覚えておくといいかもです。
【選出&立ち回り】
カイオーガというポケモンが相手にとって凄く選出圧力となるため、相手の視点に立って選出を考えます。呼び水貯水、すいすい系統や半減で受けられる草ポケモン、天候を変更できるポケモンなんかは必ずと言っていいほど出てくるため、相手の選出がかなり読みやすいです。大体はカイオーガメタの一般ポケモン+伝説枠+何かで来るので、そこに対して刺さる選出を心がけます。伝説枠絶対選出のルールではないため、カイオーガを敢えて出さないのも全然アリです。少し気をつけたいのはエースバーンの運用方法について。炎技に関してだけ癖のある構成となっているため、ダイマックスの切り方だけ選出した際は意識しながら立ち回るようにします。晴れステロ込みだとサンダーだったりイベルタルも(珠なら)キョダイカキュウでダイマックスされてもほぼ落ちるので積極的に打っていきましょう。晴れカキュウつえー、って言った後にダイマックスが切れてニトロチャージよえー、ってなるまでがセットです。
【重たいポケモン】
①ムゲンダイナ
ドラゴン技半減以下ポケモンがいない(マジか)ので型を読み違えると死にます。コスモパワー型はウツロイドで崩せますが、眼鏡・珠だと1体は必ず持って行かれるので、心して掛かりましょう。カイオーガのダイアイスでも奴は落ちません
②ラッキー
ムゲンダイナとセットで入ってるとかなりしんどいです。病む。
ムゲンダイナとセットで・・・病む
④ゼルネアス
壁込みだと大分厳しいので、初手にランドロスを投げて壁を貼ってる隙をついて無理矢理剣の舞で何とかすることを心掛けます。初手コータス読みで本体がいきなり出てくることもあるので注意です。
【総括&雑感】
久々に本腰を入れてポケモンをやりましたが、おじいちゃんとしてはSM以来のレート2000を超えることが出来て嬉しかったです。最終順位を友人のモロちゃんとご飯を賭けて勝負していたのでそれもまたいいモチベーションになりました。物が賭かると人間変わるんだなぁと感じると同時に、来期以降ももうちょっとだけ頑張ってみようかなと思いました。今度は最終二桁行けるように頑張りたいなーと思うので、当たった時はお手柔らかにお願い致します!
【Special Thanks♪】
本構築を組むに当たって色々意見交換をしてくれたパスカルさん、最終レート勝負に乗ってくれたモロちゃん、S15で対戦したトレーナーの皆様に感謝します。
それでは、アディオス!!